ホーム / AI × FA ダイジェスト / 2026-10-13 A
制御設計 3 TOPICS TOPIC 01 制御設計
Studio 5000 V38.11 のオンライン編集を検証用PLCで実機確認、Compare Tool は差分表示まで届かず Rockwell CompactLogix 5069-L306ER(検証用)と Studio 5000 Logix Designer V38.11 を使い、既存ラダーをオンライン編集する手順を実機で確認した記事。通常プログラム全体を Download する場合は PLC を Program モードにする必要があり、その間は設備の制御が停止するが、オンライン編集に対応したラダーの変更であれば PLC を Run 状態のまま修正内容を反映できる。操作は対象 Rung を右クリックして Start Pending Rung Edits で編集を開始し、ラダー修正、Accept Pending Rung Edits、Test Edits、動作確認、Assemble Edits で確定する流れ。
概要の続きを読む+ Accept しただけでは新しいラダーはまだ実行されず、Test Edits を実行した時点で変更後のロジックが動くことを確認している。追加した比較命令は LEQ で、Source A に 3、Source B に TestData を置き、TestData が 0 のときは不成立で OFF、10 のときは成立で ON になることをオンライン接続のまま値を変更して確かめた。一方 Logix Designer Compare Tool は File → New から比較を作成して変更前後の ACD ファイルを指定する手順まで確認したが、期待した差分表示を確認できなかったため、比較結果の検証は今後の課題としている。記事は、今回確認したのは検証用PLCでの操作であり、実設備でのオンライン編集や変更後の制御動作は別途確認が必要だと明記している。
+ TAKE IT TO THE FIELD 現場での活用アイデア + 明日の一歩は、客先にRockwell機がある案件の「オンライン修正の社内手順書」を1枚作ること。記事の操作列(Start Pending Rung Edits → Accept → Test Edits → 動作確認 → Assemble)をそのまま章立てにし、各段で「この時点で出力はどう動くか」を自分の言葉で埋める。埋まらない行が自分の理解の穴なので、そこだけ検証機で空振りさせる。次の段階は、手順書に「事前に現行プログラムを Upload してバックアップを取る」「Verify でエラーが無いことを確認する」をチェック欄として先頭に置き、現場で飛ばせないようにすること。MELSEC 側の運転中変更と並べて「どちらも全体ダウンロードは設備停止を伴う/変更の反映タイミングが操作ごとに違う」という共通の注意点を1行で書いておくと、GX Works3 と Studio 5000 を行き来する客先対応で頭の切り替えが速くなる。コストは既存ライセンスと検証機だけで追加費用ゼロ、所要は半日程度。注意点は2つ。ひとつは Test Edits に入った瞬間から実機のロジックが変わるので、出力先(シリンダ・コンベア)を切り離した状態で練習すること。もうひとつは差分比較を当てにしないこと。記事でも Compare Tool は差分表示まで到達していないので、変更前後の ACD を日付入りで必ず手元に残し、「何を変えたか」はテキストメモで二重に持つ運用が現実的。
TOPIC 02 制御設計
IEC 61131-3 第4版で外れた IL を、AIとラダーの中間表現として使い直す提案 IEC 61131-3:2013 では Instruction List(IL)、Structured Text(ST)、Ladder Diagram(LD)、Function Block Diagram(FBD)が規定されていたが、2025年に発行された IEC 61131-3 第4版で言語として示されているのは ST、LD、FBD の3つで、IL はここから外れている、と筆者は事実関係を整理する。そのうえで筆者が論じるのは、正式なプログラミング言語として IL を復活させる話ではなく、LD と AI の間をつなぐ機械可読かつ人間可読な中間表現として IL 的な表現が再び重要になるのではないかという可能性である。
概要の続きを読む+ 理由として、自己保持回路のような回路でも AI がラダーを直接扱うには接点・コイル・直列・並列・分岐開始/終了・接続関係を正確に理解する必要がある一方、`LD X0` `OR M0` `ANI X1` `OUT M0` のような形式なら単純なトークン列として扱える点を挙げる。記事は、IL とオンライン値を AI に渡せば「`ANI X25` の条件では X25 が OFF である必要があるが現在 ON のため論理が成立していない」といった説明ができる例や、変更が `+ANI X2` の1行として現れる差分管理の利点も示す。筆者は役割分担として、AIとの対話は自然言語、複雑なアルゴリズムは ST、AI内部処理は IL 的中間表現、現場保全は LD、実機状態解析は LD+AI、差分管理は ST/IL 的テキストという整理を示す。結論として、人間が再び大量の IL を直接書く時代になるとは思っておらず、復活するのは「IL というPLCプログラミング言語」ではなく「命令を単純なテキスト列で表現する」という IL の考え方だと述べている。
+ TAKE IT TO THE FIELD 現場での活用アイデア + この話は「AIにラダーを書かせる」より手前の、実務でいちばん効く使い方に落とせる。最初の一歩は、自分が過去に書いたインターロック1本を選び、ラダー図を見ながらニーモニック相当の命令列(LD/AND/ANI/OR/OUT)を手でテキストに書き起こすこと。10行程度で十分。次に、その命令列と現在値(X・Mの ON/OFF)を貼り付けて「この出力がONしない直接原因の接点を1つ挙げて、根拠も書いて」とChatGPTやGeminiに投げる。狙いは設計の自動化ではなく、夜間の電話対応で「どの接点を見るか」を言語化する訓練と、説明文の雛形づくり。次の段階は、I/Oコメント(例: X25=搬送コンベア安全カバー開)を命令列に併記してから渡すこと。デバイス番号だけの回答が設備信号名の回答に変わり、現場の保全担当へそのまま読み上げられる文章になる。コストは無料枠で今日試せる。注意点は3つ。実機のプログラムやI/Oコメントは顧客資産なので、デバイス名を伏せたサンプルで練習すること。AIの説明は仮説であって裏取りは必ずオンラインモニタで行うこと。そして記事の論点はあくまで「IL的表現の可能性」の考察なので、ツール側がIL入出力に対応しているかは自分のメーカー環境で別途確認が必要なこと。
TOPIC 03 制御設計
Claude Code で量産した数十本のGASを Claude Security プラグインでまとめて脆弱性診断 Claude Code と clasp で社内の業務ツールをGASで数十本作った筆者が、Claude Code のセキュリティ診断プラグイン「Claude Security」でまとめて診断した記録。プラグインはセッションの中で複数のAIエージェントが手分けしてコードを読み脆弱性を探す仕組みで、できることはコード全体のスキャン、変更分(ブランチの差分や1コミット)だけのスキャン、見つかった問題の修正案(パッチ)づくりの3つ。見つけた候補は別のエージェントが「本当に問題か」を検証してから報告書に載せ、パッチは勝手に当てずファイルとして置くだけとされる。使い方は `/plugin install claude-security@claude-plugins-official`、`/reload-plugins`、`/claude-security` の3コマンドで、準備として有料プランと Python 3.9 以上が必要(Pro プランは `/config` で Dynamic workflows を有効にする)、変更分のスキャンやパッチ作りには Git も要る。
概要の続きを読む+ 筆者の実行環境は Team Premium。指摘は大きく3種類で、①`google.script.run` の窓口は画面に書いていない関数でも呼べ、関数名の最後に `_` が付いていない関数はWebアプリのページを開ける人なら呼べる可能性があり、今回は一部の社内ツールで本来画面に返すべきではない設定値や限定データが返り得る作りになっていた、②入力文字列をそのままシートに書き込み `=` 始まりが数式として扱われる数式インジェクション、③フォーム入力をそのままSlack通知に入れてしまう問題。直し方として関数名末尾の `_`、関数内での権限確認、先頭に `'` を付ける/`setNumberFormat('@')`/Sheets API の RAW、`& < >` のエスケープが挙げられている。筆者は「Suggest patches」で指摘ごとのパッチを出させ、GASにはテストがないためパッチの説明には「テストではなくレビューで確認した」と書かれていたこと、あわせてログを確認しAPIキーの入れ替えまで行ったことを記している。
+ TAKE IT TO THE FIELD 現場での活用アイデア + 自分でGASを書いているなら、刺さるのは①の「画面に出していない関数は呼べる」。最初の一歩は、手持ちのGASを開いて `doGet`/`doPost` を持つWebアプリ型のスクリプトだけを数える(たいてい1〜3本)。その中で画面から呼ぶ必要のない関数名の末尾に `_` を付け、1本だけ動作確認する。ここまで30分、費用ゼロ。次の段階は、記事の②に当たる「外から来た文字をシートに書いている箇所」の棚卸し。点検記録フォームや不具合報告フォームの回答をシートへ流している処理が該当するので、書き込み先の列を書式なしテキストにするか、先頭に `'` を付ける処理を1行足す。客先名や製番が `=` や `-` で始まる運用があると実害が出やすい。その次に、記事と同じ診断を回すかを判断する。プラグインの実行には有料プランとPython 3.9以上、差分スキャンにはGitが必要なので、まず自分のプランと環境で条件を満たすかの確認が先。満たさない場合でも、①②③の3種類をチェックリスト化して自分のGASを目で追うだけで大半は拾える。注意点は、パッチをそのまま当てないこと。GASは自動テストが置きにくく、記事でも確認手段はレビューだとされている。帳票を生成するスクリプトなら、当てる前に当月分のシートをコピーして退避し、出力PDFを1枚見比べてから本番へ戻す手順を自分の運用に組み込んでおく。
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フィールド業務 3 TOPICS TOPIC 04 フィールド業務
加熱炉の調節弁11台をクラウド診断へ接続、時間基準保全から状態基準保全への移行を目指す アズビルは、中部鋼鈑の圧延工場における加熱炉設備の安定操業および保全の高度化を目的に、クラウド型バルブ解析診断サービス「Dx Valve Cloud Service」を納入したと2026年9月29日に発表した。本サービスは現在、操業中のオンライン設備診断による状態監視に活用されている。加熱炉は大規模メンテナンスが困難で、操業中の調節弁の故障は設備の全停止や機能制限に直結するリスクがあるため、バルブの状態を常時監視し異常兆候を早期に検知する仕組みが求められていた。中部鋼鈑は従来の時間基準保全(TBM)から、データに基づく状態基準保全(CBM)への移行を目指して本サービスを採用しており、導入の決め手として、クラウド経由で収集した動作データへのアズビルの知見を活用した解析・診断機能、週単位で診断結果を確認でき設備状態を常時監視できること、大規模メンテナンスに向けた計画的な準備が可能であることが挙げられている。
概要の続きを読む+ 今回の導入では、圧延工場の加熱炉で燃焼管理に使用される燃料ガス・空気・排ガス用の調節弁のうち、特に重要度の高い11台を本サービスに接続し、過剰な予防取替の削減によるメンテナンス費用の低減や計画策定業務の最適化を図るとしている。業界紙も同じ事例を、時間基準保全から状態基準保全への移行を目指した採用として伝えた。関連して、@shin_debug_ai は日本時間10月12日22時13分に投稿し、この納入を取り上げたうえで、PLCやDCS側で考えたいのは診断結果を止める信号にすることではなく現在の運転へ影響しているかを分けることだとして、燃料ガス弁なら開度指令、実開度と偏差、診断レベルの継続時間、炉温や流量などの工程値を同じ時間で見ること、保全注意・工程制限・停止を一つのビットにまとめないことを述べている。
情報源 アズビル (2026/09/29) /
出典を読む ↗
- オートメーション新聞 (2026/10/10) /
出典を読む ↗
- X @shin_debug_ai (2026/10/12) /
出典を読む ↗ + TAKE IT TO THE FIELD 現場での活用アイデア + これはそのまま自分の担当設備の「診断ビットの受け方」の設計に落ちる。最初の一歩は、客先設備で既に来ている診断系の信号(ポジショナの異常・要注意、インバータのアラーム予兆、センサのヘルスビット)を1枚の表に並べ、各ビットが現在どこへ入っているかを「停止」「警報だけ」「どこにも入っていない」の3列で分けること。たいてい3列目が一番多い。次の段階は、重要度の高い機器を数台だけ選ぶこと。アズビルの事例が加熱炉の燃料ガス・空気・排ガス用のうち11台に絞ったのと同じ発想で、全数ではなく「止まると全停止に直結する弁・モータ」から始める。そのうえでPLC側に、診断レベルの継続時間を計るタイマと、工程値(温度・流量・開度偏差)が追従しているかの判定を1ラングずつ足し、「診断注意が続いていて工程値も崩れている」ときだけ計画停止へ進む条件を作る。コストはPLC改造だけなら数時間の工数、クラウド診断サービスまで入れるなら年額のサービス費と計装工事が別途必要なので、まずは手元のビットの整理が費用ゼロで効く。注意点は、診断ビットをいきなり停止条件へ入れないこと。止まりすぎる設備は現場でバイパスされ、せっかくの予兆が死ぬ。もうひとつ、補修後の再開条件も同時に決めておくこと。値が戻っただけで運転許可を出さず、原因確認・試運転・基準値の取り直しを経るようにしておくと、同じ弁で再発したときの切り分けが速い。
TOPIC 05 フィールド業務
MELSEC の ERRランプは点灯/点滅だけで原因を決められない、GX Works3 での診断順序 MELSEC iQ-F シリーズ(FX5U、FX5UC、FX5UJ、FX5S)と GX Works3 を中心に、ERRランプが点灯・点滅した際の基本的な診断手順を整理した記事。三菱電機のユーザーズマニュアル(ハードウェア編、SH-082451)に対応する英語版 SH-082452ENG では、FX5 CPU の ERRランプは、消灯なら ERR表示上は正常、点灯ならエラー発生またはハードウェア異常、点滅なら工場出荷状態・エラー発生・ハードウェア異常・リセット中などの可能性が示されており、新品でプログラム未書き込みの工場出荷状態でも点滅し、ウォッチドッグタイマ異常でも点滅する場合があるため「点灯なら故障、点滅ならプログラム異常」と単純に判断してはいけないとする。
概要の続きを読む+ 最初にやるべきことは電源再投入ではなく状態の記録で、PLCの型式、ERR/PWR/RUN表示、増設ユニットのLED、異常発生日時、直前の設備動作、最近のプログラム変更の有無を残す。FX3シリーズでは電源の切り入りでエラー検出用の特殊補助リレーがリセットされる一方、FX5にはイベント履歴機能があり電源再投入で全エラー情報が消えるとは限らないとも整理している。GX Works3 側の手順は[診断]→[システムモニタ]でユニット構成と各ユニットのエラー状態を見て、[診断]→[ユニット診断(CPU診断)]でエラーコードと詳細を確認し、さらに[イベント履歴](公式FAQ 24189)で異常の前後を調べる流れで、原因調査だけならプログラムやパラメータを書き込む必要はないとされる。ウォッチドッグタイマ異常ではスキャンタイムの最大値や監視時間の設定、割込み入力の異常な変化、高速カウンタへのパルス入力周波数が調査対象で、FX5 では最大スキャンタイムに関する特殊レジスタ SD524、SD525 などを確認する方法がある。記事は、自己診断異常でCPUの全出力がOFFになる場合があるが出力回路自体が故障すればONまたはOFFのままになる可能性もあるとして、PLCが停止しているから設備が必ず安全とは考えてはいけないとも述べている。エラー解除は、FX5 では検出中の要因を解消したうえで SM50 をONして SD0 のエラーをクリアする方法(公式FAQ 38650)があるが、すべてのエラーが SM50 で解除できるわけではないとされる。
+ TAKE IT TO THE FIELD 現場での活用アイデア + 客先の夜間呼び出しで一番効くのは「電源を入れ直す前にやること」をカード1枚にしておくこと。最初の一歩は、記事の記録項目(型式/ERR・PWR・RUNのランプ状態/増設ユニットのLED/発生日時/直前の動作/最近の変更)を名刺サイズのメモに落とし、工具箱と携帯の写真フォルダに入れる。現場では電話口で「ランプを写真で送ってください」と言えるようになるだけで切り分けが1往復短くなる。次の段階は、自分が担当する機種ごとに診断メニューの階層を控えておくこと。FX5なら[診断]→[システムモニタ]と[診断]→[ユニット診断(CPU診断)]→[イベント履歴]、MELSEC-Q系でGX Works2を使う現場なら診断機能の場所が違うので別行に分ける。原因調査だけなら書き込みが不要という点は、客先で「プロジェクトを書き込んでいいか」の確認待ちで止まる時間をそのまま削れる。さらに一段進めるなら、イベント履歴をCSVで吐ける機種・バージョンのときは取得して、設備ごとのフォルダに日付名で貯めること。同じ設備で3回集まると、停止が特定の品種切替や特定時刻に偏っていないかが目で見える。コストはゼロ、必要なのは記録の習慣だけ。注意点は2つ。ERRランプが消えたことと原因が解決したことは別で、SM50での解除は要因を取り除いた後に限ること。そして自己診断で出力がOFFになっていても安全とは限らないので、復旧操作の前にシリンダ・電磁弁・モータの状態と安全回路のリセット条件を目視で確認する手順を、カードの最後に必ず入れておくこと。
TOPIC 06 フィールド業務
CEATEC 2026 は10月13〜16日開催、AWARD 総務大臣賞は三菱電機グループの音源分離技術 TUSS 電子情報技術産業協会(JEITA)と日本自動車工業会(自工会)は2026年10月6日に会見を開き、同月13〜16日に幕張メッセで開催する「CEATEC 2026」および「Japan Mobility Show Bizweek 2026」の概要と、出展企業の中から優れた技術を表彰する「CEATEC AWARD 2026」の受賞結果を公表した。CEATEC 2026 の出展者数は合計821社/団体で、このうち初出展者数は338社/団体、スタートアップ/大学研究機関の出展者数は過去最多実績を更新する246社/団体となり、開催期間中の来場者数は11万人超を見込む。Japan Mobility Show Bizweek 2026 の出展者数は合計217社/団体。
概要の続きを読む+ CEATEC AWARD 2026 の総務大臣賞には、三菱電機グループが開発した「タスク汎用音源分離技術(TUSS)」が選ばれた。同技術は三菱電機と同社米国法人の Mitsubishi Electric Research Laboratories が共同開発しており、分離/抽出したい音をプロンプトで指示し、単一のAIモデルのみで複数話者の分離や音声の強調、環境音の抽出などの音源分離タスクを実現できるもので、2027年度中にフィジカルAIへの実装やその他製品への適用を目指すとされる。経済産業大臣賞には TDK の「スマートグラス用ディスプレイ向けメタオプティクスミラー」(厚さ150nmの超薄型ミラーで可視光の透過率80%)、デジタル大臣賞には日立製作所のAIソリューション群「HMAX」が選ばれた。三菱電機は別途、三菱電機グループとして「フィジカルAIでつくる、産業のミライ。~現場ナレッジを起点に、データと共創で生み出す新たな価値~」をテーマに出展すると発表しており、ブースは幕張メッセ ホール8(ブース番号8H412)の General Exhibits エリア。展示では、自動化が難しいとされる組み立て工程で部品の状態を見極めながら力加減や作業角度を調整するねじ締め作業を題材に、ロボットアームなどを自律的に制御するデモンストレーションを実施し、AIを活用した行動モデルの社内実証例を紹介するほか、「Serendie×OTセキュリティ」、自律型の無人化工場、製造現場をリアルタイムに可視化するアプリケーション群、AIエージェント群なども展示するとしている。
+ TAKE IT TO THE FIELD 現場での活用アイデア + 会期は10月13〜16日なので、行くか行かないかを今日決められる。行く場合の最初の一歩は、目的を2つに絞ること。ひとつは三菱電機グループのホール8・8H412でねじ締めのデモを見て、「部品の状態を見極めて力加減と角度を調整する」とは具体的にどのセンサ値をどの周期で見ているのかを質問すること。もうひとつは「Serendie×OTセキュリティ」のブースで、客先工場の制御ネットワークに外部接続を足すときの分離方針を聞くこと。どちらも自分の見積や客先提案に直結する質問で、カタログを集めるより価値が高い。行けない場合は、受賞3件を「自分の仕事への距離」で読み替えるだけでも十分使える。TUSS の音源分離は、現場の雑音の中から異常音を切り出す方向の技術なので、今の案件で「ベテランが音で気づいている異常」を1つ書き出し、どのタイミングで音を録れば判定材料になるかを考えておく。費用は入場登録のほかは交通費のみ、質問内容を事前にメモしておけば滞在半日で足りる。注意点は、TUSS は2027年度中の実装・適用を目指す段階とされていること。客先へ「もう使える技術」として紹介しないこと。展示で見た内容はそのまま提案書に転記せず、自社で再現できる範囲(既存センサで取れるデータ)に翻訳してから持ち込むのが安全。
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AIニュース 2 TOPICS TOPIC 07 AIニュース
PC内のAIエージェント・MCPサーバー・拡張機能を棚卸しして権限ラベル付きで一覧化する「Geiger」 PC内のAIエージェント・ハーネス・MCPサーバー・プラグイン・AI拡張機能などをスキャンして一覧化し、それぞれがアクセス可能な範囲までレポートする「Geiger」が公開された。リポジトリは Atomburstofficial/geiger で、1つの読み取り専用コマンドでマシン上のすべてのエージェント・MCPサーバー・プラグイン・AI拡張機能を棚卸しするものと説明されている。AIエージェントを利用しているPCに Node.js 18以上が用意されていれば、Geiger 自体をグローバルインストールしたりアカウントを作成したりせずに `npx geiger-scan` で実行でき、スキャン結果には Claude Code や Codex などのAIエージェントだけでなく、Cursor や VS Code に登録されたMCPサーバー・Hooks・AI拡張機能などもまとめて表示される。
概要の続きを読む+ 各項目には「EXECUTES」「HOLDS-SECRETS」「BROAD-FILESYSTEM」「BROAD-WEB」「NETWORK」「UNKNOWN-ORIGIN」といったラベルが付き、コード実行・認証情報・ファイルアクセス・ウェブアクセス・通信・出所不明など、その項目がどのような機能を持っているかを確認できる。認証情報らしい値が設定ファイルに見つかった場合も、APIキーそのものは表示せず、キー名・設定ファイル・認証情報の種類だけをレポートする。`--html` オプションで自己完結型のHTMLレポートを生成でき、`--json` で現在の状態を baseline.json として保存し、`--diff` で baseline.json と現在の状態を比較して差分を表示できる。Hacker News では「組織内の隠れたAIを把握する企業用途にも使えそうだ」という評価がある一方、「このようなツールでAIエージェントの機能がカウントされるような環境は安全ではなく、バックアップやサンドボックスを用意すべき」という意見も投稿されている。
+ TAKE IT TO THE FIELD 現場での活用アイデア + AIツールを複数試している人ほど、自分のPCで何が何を読めるのか分からなくなっている。最初の一歩は、業務PCで `npx geiger-scan` を1回走らせて、「HOLDS-SECRETS」と「BROAD-FILESYSTEM」のラベルが付いた項目だけを拾うこと。Node.js 18以上が入っていれば追加インストールもアカウント作成も不要で、10分で終わる。次の段階は、拾った項目を「今も使っている/もう使っていない」に二分し、使っていない側のMCPサーバーや拡張機能を設定から外すこと。客先の図面やPLCプロジェクトを置いているフォルダが広いファイルアクセス権の射程に入っていたら、作業フォルダを分けるだけでも効く。さらに `--json` で baseline.json を残しておき、月初にもう一度 `--diff` で比較すれば、自分が気づかないうちに増えた拡張機能に気づける。費用はゼロ。注意点は3つ。社用PCでツールを走らせる前に、社内規程で未承認ツールの実行が禁じられていないか確認すること。レポートはキー名や設定ファイルのパスという社内情報の一覧になるので、HTMLレポートを共有フォルダやチャットに貼らないこと。そして記事でも触れられている指摘のとおり、棚卸しで数が分かること自体が安全を意味しないので、重要なデータはバックアップを別に取ってから整理に入ること。
TOPIC 08 AIニュース
Google Meet の会議後画面に「next steps」、Gemini と Workspace Studio でメール下書きとTasks登録を自動化 2026年10月12日付の Google Workspace Updates で、Google Meet に next steps が導入された。Gemini と Workspace Studio を基盤とし、会議後の繰り返し作業を Google Workspace 内で直接自動化できる機能で、Gmail でのフォローアップメールの下書きや、アクションアイテムの Google Tasks への書き出しのように、会議での議論を具体的な行動へ変えることを狙うと説明されている。使い方は、会議後の画面にある「Routines for this meeting」というセクションからワンタップで next steps を有効化する形で、next steps が表示されるには会議中に「Take notes for me」が有効になっている必要がある。
概要の続きを読む+ 単発の会議でも定期開催の会議でも機能し、「Take notes for me」がONのときは特定の next step を自分の全会議に適用できる。提供開始時点の種類は、フォローアップメールの下書きと、アクションアイテムを Google Tasks に追加するの2つで、今後さらに追加される予定とされる。管理者向けには、この機能は既定でONで、Workspace Studio の管理設定または Take Notes for Me の設定からドメイン/OU/グループ単位で無効化できる。利用対象は Business Standard と Plus、Enterprise Standard と Plus、教育向けアドオンの Google AI Pro for Education で、ロールアウトは2026年10月5日に開始された extended rollout(機能が見えるまで15日を超える可能性がある)とされている。
情報源 Google Workspace Updates (2026/10/12) /
出典を読む ↗ + TAKE IT TO THE FIELD 現場での活用アイデア + 客先との仕様打合せやトラブル報告のオンライン会議が多いなら、効くのは「議事メモから次の作業へ落とすまで」の時間。最初の一歩は、自分のアカウントが対象エディション(Business Standard/Plus、Enterprise Standard/Plus、教育向けは Google AI Pro for Education)かを管理者に1行で確認すること。対象外なら今回は見送りで、代わりに手元の議事メモから宿題だけを抜き出す定型の指示文を作っておく。対象なら、次の一歩は社内の打合せ1本で「Take notes for me」をONにして会議後画面の「Routines for this meeting」を開き、アクションアイテムを Google Tasks に出す方だけを試すこと。メール下書きより先にTasks側を試すのは、誤りがあっても外部へ出ないから。使えると判断したら、客先会議では「議事録はこちらで作成して後送します」と口頭で合意してから使うルールを自分に課す。コストは既に該当プランを使っているなら追加費用なし、試すのは1会議15分。注意点は3つ。顧客の装置仕様や不具合内容が議事メモとして残るので、社外秘情報の扱いが社内規程で許されるか先に確認すること。機能はロールアウト中で自分の画面にまだ出ない可能性があること。そして下書きはあくまで下書きなので、客先へ出すフォローアップメールは納期・費用・責任分担の3点を必ず自分の目で直してから送ること。
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