明日の一歩は、手元にある客先仕様書1本をテキスト化して、Gemini か Claude の無料枠に「この仕様書を『実装可』『要確認』『対象外』の3分類に仕分けて、根拠の行番号を付けて」と投げるところから。分類名は自分の設計フローに合わせて先に決めておく(例: 「ラダー化可」「電気図面待ち」「客先確認」)。ここで大事なのは、1発の出力を採点しないこと。この投稿と同じく、返ってきた分類に対して「もう一度全体を見直せ。分類の根拠が仕様書のどの記述かを1件ずつ照合しろ」ともう1周回す。この2周目が、プロンプトの言い換えより効く。次の段階は、AIが「要確認」に落とした項目を、そのまま客先への質問リストの下書きに変えること。異常高温のしきい値のような「どこにも書かれていない」抜けは、この工程でしか出てこない。ラダーを書き始めてから気づくと丸ごと手戻りになる場所なので、着手前の30分で回す価値がある。コストは、仕様書1本ならブラウザ版の無料枠で足りる。案件数本を毎回回すなら API 従量で月1000円台の想定。注意点は2つ。仕様書は客先資産なので、社外AIに貼ってよいかを先に確認すること(不可なら型番・固有名だけ伏せ字にして構造だけ見せる運用にする)。もう1つは、AIの分類を答えにしないこと。使いどころは「自分が見落としていないかの二人目の目」であって、判断は自分が持つ。
最初の一歩は、今動いている装置の画像処理ユニットが「判定結果」以外に何を出しているかを調べること。多くの機種は一致度・スコアをワードで吐いているのに、PLC側は接点1点しか読んでいない。GX Works3 のデバイスモニタで、そのスコア語を1つ拾って D レジスタに取り込むだけなら、既存ラダーを壊さずに今日できる。次の段階は、その値を捨てずに記録すること。1週間ぶんのスコアをヒストグラム化すると、自分の現場での「実際の分布」が見える。これを見ずにしきい値を95/80と決めると、ただの当てずっぽうになる。分布が見えたら、まずは「低速で再確認」の1段だけを足す。いきなり4段構えにせず、1段から入るのが安全側。安全制御側も同じで、エリアセンサの多段出力(警告域/停止域)を使っている装置なら、警告域を「減速指令」に割り付けるところから。コストはゼロ〜数万円。既存機器の出力を読み替えるだけなら追加費用なし、多段出力に対応していないセンサを入れ替えるなら1点数万円規模。注意点は、段階を増やすと再現性の検証工数が増えること。段階ごとに「その状態からどう復帰するか」を必ずセットで決める。復帰条件を決めないまま中間状態を作ると、現場で「止まってもいないし動きもしない」装置ができあがる。ここが一番の落とし穴。
明日できる一歩は、自分が過去に書いたラダーを1本開いて、出力コイルの直前にある b 接点を全部リストアップすること。GX Works3 のデバイス一覧・クロスリファレンスで「〜中」「〜動作中」という名前の内部リレーを検索し、それが b 接点で許可条件に使われている箇所を洗い出す。ここが今回の指摘とそのまま同じ形をしている場所。次の段階は、その1本1本について「この信号が消える理由は何通りあるか」を書き出すこと。旋回中がOFFになる理由は「原点に戻った」だけでなく「途中で止まった」「電源が落ちた」「配線が切れた」も含む。後ろ3つで下降してよいかを考えると、置き換えるべき条件が自然に見える。置き換え先は「安全な位置にいることを示すセンサのa接点」。原点確認センサが無い装置なら、ここが設備投資の話になる。コストは、既設に原点センサがあるなら配線とラダー修正で実質ゼロ(工数半日程度)。センサ増設が要るなら1点あたり数千円〜1万円台+盤内配線工事。注意点は、既存装置のインターロックを触るときは必ず客先の変更管理に乗せること。安全に関わる論理を無断で書き換えると、後で不具合が出たときの責任の所在が消える。もう1つ、修正後は「センサのコネクタを抜いた状態で下降指令を出す」試験を必ずやる。許可信号が消えたときに止まる側へ倒れているかは、この試験でしか確認できない。
TOPIC 04制御設計
GASの業務ロジックをローカルでテストする — clasp + Vitest
Google Apps Script の業務ロジックをローカルでテストしたい、というテーマの記事。TypeScript + clasp で GAS をローカル管理している人、あるいはこれから始めたい人に向けて、Vitest で業務ロジックのテストを自動化する方法を紹介するという内容。記事は、Vitest のようなテストフレームワークの本当の価値は「一度書いたテストを(以降本文へ続く)」という論旨で始まっている。タイトルは「GASの制約をOSSで越える」と題されている。
制御屋にとっての読みどころは「全自動にしない」という設計判断で、これはインターロックの考え方とほぼ同じ。最初の一歩は、自分の月次業務で「間違えると取り返しがつかない作業」を1つ選ぶこと。工数実績の提出、部材発注、客先への報告書送付あたり。次に、その作業を「①対象を集める」「②形を整える」「③実行する」の3工程に割ってみる。自動化してよいのは①と②だけ、③は人間のボタン、と最初から線を引く。実装は Google スプレッドシート+GAS で足りる。①は元データから条件抽出してシートに一覧化、②は送付文面や発注表の下書きを生成して確認列を作る、③は担当者がチェックを入れた行だけを対象に送信する GAS を手動実行。この「確認列にチェックが入った行しか処理しない」構造が、そのまま許可信号のインターロックになっている。コストは Workspace を既に使っているなら追加ゼロ。GAS も無料枠で足りる規模。注意点は2つ。実行ログを必ずシートに残すこと(誰が・いつ・何件を通したか)。ログのない自動化は、間違えたときに原因を追えず、二度と使ってもらえなくなる。もう1つは、最初の数ヶ月は「自動化した結果」と「従来の手作業の結果」を並べて突き合わせること。合っている確認が積み上がって初めて、周りが信用してくれる。
TOPIC 09フィールド業務
東芝、小型組み込み産業用PC「CP40 model 300」の提供を開始
東芝が、小型組み込み産業用コンピュータ「CP40 model 300」の提供を開始した。従来機種比で約23%の小型化と約7.5倍の処理性能向上を両立している。高度なデータ処理能力で産業分野のDX推進に貢献する、としている。
自分の使い方に引き寄せると、効くのは「AIツールが外部サービスに繋がる経路をどれだけ持っているか」の棚卸し。最初の一歩は、今使っている AI ツール(ChatGPT、Claude、Gemini、各種エディタ拡張)について、どれがファイルシステムやネットワークにアクセスできる設定になっているかを1回確認すること。ブラウザで会話するだけの使い方と、ローカルのフォルダを読ませる使い方では、事故が起きたときの被害範囲がまったく違う。次の段階は、AIに触らせるフォルダを物理的に分けること。客先仕様書・図面・パスワードメモが入っているフォルダと、AIに読ませる作業用フォルダを別ドライブ・別ディレクトリにして、作業用にはコピーしたものだけを置く。これは今日、フォルダを1つ作るだけでできる。その先が、社内でAIツールを使う人が増えたときの話で、「誰がどのツールに何を読ませているか」が誰にも分からない状態が一番危ない。コストはゼロ。運用を決めるだけ。注意点は、この手のインシデント報道を「だからAIは危ない」で止めないこと。止めても現場では使われる。使う前提で、読ませてよいものの線引きを先に決めるほうが現実的。特に客先資産(図面・仕様書・不具合情報)は、契約上の守秘義務が絡むので、AI利用の可否を発注元に確認する一言を標準動作にしておく。
TOPIC 11AIニュース
Anthropic、外部研究者にプライバシー保護済みの Claude 利用データを開放
Anthropic が、外部の研究者が実際の(プライバシー保護処理を施した)Claude 利用データを使って AI の影響を研究できる手段を、初めて提供したと発表した。これまでこの種の研究は AI ラボの内部でしか行えなかったとしている。「自分たちだけでは全体像を語ることはできない」として、自社のツールを外部に開放したと説明している。